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【主要渡航先別】海外旅行の電話番号対策|現地番号付きeSIMのおすすめ

「電話番号付き」と書かれたeSIMを買ったのに、電話がかけられませんでした。

ロンドンで現地ツアーの集合場所にたどり着けず、予約メールを開いたら連絡先は電話番号だけ。かけようとして、初めて気づきました。

同じ「電話番号付き」の中に、発信できるもの・着信だけのもの・SMSだけのものが混ざっているんです。

もっとも、全員に電話番号が要るわけではありません。必要なのは「電話でしか連絡が取れない相手がいる人」だけ。 まずは自分がそこに当てはまるかを確かめて、それから渡航先に合うプランを選んでいきましょう。

※料金・プラン内容・対応国は2026年8月15日に各社公式サイトで確認したものです。最新情報は各社公式でご確認ください。

目次

電話番号付きeSIMの種類とプランの選び方

「電話が必要かどうか」で、選ぶべきeSIMは変わります。まずは自分がどこに当てはまるか、ざっと見てみてください。

やりたいこと選ぶべきeSIMのプラン
連絡は同行者とLINEだけ
日本の番号でSMS認証
データ専用
現地番号でSMS認証電話番号付き(SMS受信)
現地から連絡を受ける電話番号付き(着信のみ)
自分から電話したい電話番号付き(通話+SMS)

迷ったら、いちばん下を選んでおけば間違いありません。ただしその分、料金は上がります。

「結局、自分の渡航先ではどのeSIMを選べばいいの?」という方は、下の検索ツールを使ってみてください。

渡航先と「電話をかけたい・SMS認証したい・着信だけでOK」の目的を選ぶだけで、条件に合う電話番号付きeSIMをすぐに確認できます。

渡航先と使い方を選ぶと、条件に合う電話番号付きeSIMが表示されます。
「電話をかけたい」「SMS認証したい」「着信だけでOK」から選べます。

② 何に使いたい?

渡航先と使い方を選ぶと、おすすめがここに表示されます。

※料金・対応内容はプランによって異なります。購入前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

データ専用eSIM

連絡は同行者とLINEだけ。予約はネットで済んでいる。そんな旅なら、電話番号付きを選ぶ必要はありません。

クレジットカードやアプリのSMS認証も、日本の番号宛に届くものがほとんどです。日本のSIMを残しておけば受け取れるので、現地番号は要りません。

電話番号付き(SMSのみ)

現地の番号が発行され、SMSを受信できるタイプです。音声通話は発信・着信ともにできません。

商品名は「電話番号付き」ですが、プラン選択欄に「音声通話不可、SMS利用可能」と記載されています。該当するのはタイ・ベトナム・中国など(詳しくは後述します)。

配車アプリやデリバリーサービスの登録時に届く認証コードは受け取れます。現地番号でのSMS認証が必要な場合を除き、このタイプを選ぶ理由はありません。

電話番号付き(着信のみ)

現地の番号が発行され、電話を受けることはできます。でも、自分からはかけられません。

見分け方は商品名に「着信」「受信」が入っていたら、発信は含まれません。

・現地ツアーの催行会社に問い合わせ
・体調不良やトラブルで保険会社に連絡
・レストランの予約変更/キャンセルの連絡

こういった場面では

順番待ちの登録や、予約先からの確認連絡を受けるだけなら十分ですし、発信できるプランより料金は抑えめです。

電話番号付き(通話+SMS)

現地の番号が発行され、自分から電話をかけられて、SMSも送受信できるタイプ。旅行者にとっての本命です。JAPAN & GLOBAL eSIMでは、こんな商品があります。

・アメリカ+:45Days データ使い放題=音声通話 + SMS利用可能
・カナダ:30Days 75GB=音声通話1000分 + SMS利用可
ヨーロッパ周遊45地域:15Days 20GB=音声通話100分 + SMS利用可能

通話できる分数が数字で明記されているのがポイント。

World eSIMも「国内通話7分/国際通話3分/SMS10件」のように音声オプションを選ぶ方式で、韓国ならeSIM squareが「電話&SMS 対応」(無制限5日間2,930円)です。

少し高くても、「かけられる」選択肢を持っているかどうかで、トラブル時の余裕がまるで違います。

現地で電話をかけることが必要になる場面

・現地ツアーの催行会社に問い合わせ
・体調不良やトラブルで保険会社に連絡
・レストランの予約変更/キャンセルの連絡

1つ目が、筆者がロンドンで詰んだ場面です。予約確認メールの連絡先は、電話番号だけでした。現地ツアーも緊急時の窓口も、案内されるのはたいてい電話番号です。

日本の番号のまま使えないか

先に結論をお伝えします。

国際電話をかける/現地サービスに登録する場合のみ電話番号付きeSIMを準備してください!

海外ローミングでできること

海外ローミングとは、契約している日本の携帯会社の回線(ahamo,楽天モバイルなど)を、渡航先の通信会社の電波を借りて使う仕組みです。

便利な一方で、確認しておきたい点が4つあります。

対応国 :対象外だと使えない
・利用日数:制限があるサービスも
・データ量:独自の容量制限がある
・通話料 :国内通話とは別料金です

ローミングと電話番号付きeSIMの使い分けの目安

日本の電話番号を使って海外旅行保険会社や現地ツアーへ電話すると、国際通話扱いで1分300円前後かかることもあります。

しかも、すぐにつながるとは限りません。保留の時間や事情を説明する時間を含めると、気づけば「これ、ちょっといいディナー食べられたな…」という金額になることも。

また、現地のサービスによっては、「+81」から始まる日本の電話番号では登録できないことがあります。

そのため、まずは出国前に日本の番号で登録できるか試してみるのがおすすめです。

問題なく使えればそのままでOK。もし登録できなければ、現地番号付きeSIMを用意するという流れにすると、余計な出費も抑えられます。

日本で使っているサービスのSMS受信→電話番号付きeSIMは不要

電話番号付きeSIMおすすめ|会社ごとの性格と注意点

まず知っておいてほしいことがあります。電話番号付きのeSIMを日本語で買える会社は、そう多くありません

データ専用eSIMなら何十社と選択肢がありますが、現地の電話番号が付く商品となると、主要どころは7社です。しかもこの7社は、対応している渡航先がはっきり分かれます

対応状況eSIM会社名
世界中をカバー・JAPAN & GLOBAL eSIM
World eSIM
アジアeSIM-san
・eSIM square
アメリカ限定Saily
Airalo
ハナセル

「どのプランが安いか」より先に、自分の渡航先を扱っている会社はどれかから絞るのが近道です。

※料金・仕様は2026年8月15日時点の各社公式サイト表示です

JAPAN & GLOBAL eSIM|商品数がいちばん多い

 基本情報
特徴商品数がいちばん多い
・レンタルWiFi会社が運営
・日本人の渡航先をカバー
運営会社株式会社インプラス
日数選択1日単位
キャンセル使えなかったら
全額補償
サポート日本人スタッフ
電話:24H
フォーム:9-18時
メール:9-21時頃
テザリング可能
申し込み公式サイト
関連記事 JAPAN & GLOBAL eSIMの口コミ評判

運営は株式会社インプラス(東京)。累計販売10万回線を超え、レビューは4.7(3,000件以上)。24時間の日本語サポートと設定サポートがあります。

この会社の性格は、「商品数の多さ」と「条件の細かさ」。全232商品を数えたところ、153のプランに通話が付いていました。ヨーロッパ各国から北米、アジアまで揃っています。

電話番号付き商品の売り方

最大の特徴が、通話できる時間が分数で書かれていて、そこから選べること。全商品の仕様表記を数えると、次の4パターンに整理できます。

仕様表記主な渡航先
ヨーロッパ各国・周遊音声通話+SMS
カナダ音声通話+SMS
タイ・ベトナム・中国音声通話不可、SMS利用可能

100分・300分・1000分と数字で示されているほうが判断しやすい。旅行中の通話は1回数分で終わるので、100分あれば足りるかを自分で計算できます。

JAPAN & GLOBAL eSIMは、電話番号付きでも「SMS認証だけ使えるプラン」と「着信だけできるプラン」があるので注意が必要です。

電話をかけたいのか、SMS認証だけでいいのか、着信も必要なのか。購入前にプラン説明を確認して選びましょう

World eSIM|データと音声を組み合わせて選ぶ

 基本情報
特徴オプションだから使いやすい
・レンタルWiFi会社が運営
・世界中をカバー
・国内/国際電話もカバー
運営会社ビジョン株式会社
日数選択1日単位
キャンセルあんしんキャンセル補償あり(有料)
サポート日本人スタッフ
電話:24H
フォーム:9-18時
メール:9-21時頃
テザリング可能
申し込み公式サイト
関連記事World eSIMの口コミ評判

World eSIMを運営するのは、東証プライム上場の株式会社ビジョンです。海外WiFiレンタルの「グローバルWiFi」も手がけており、eSIMは200以上の国と地域に対応しています。

電話を使いたい場合は「データ+音声」を選び、

① データ容量を選ぶ
② 音声オプションを追加する

という流れです。

音声オプションは5段階あり、「国内通話○分・国際通話○分・SMS○件」まで具体的に表示されています。

音声オプションアメリカ・イギリス・ハワイなど
国内通話7分/国際通話3分/SMS10件¥1,280
国内通話15分/国際通話5分/SMS20件¥2,280
国内通話75分/国際通話25分/SMS100件¥3,980

たとえばアメリカなら、必要なデータ容量に音声オプションを追加して購入します。

World eSIMの大きな強みは、音声オプションに国際通話が含まれていること。現地のお店やツアー会社だけでなく、日本の家族や職場へ電話したいときにも使えます。

さらに、音声オプションは滞在日数が変わっても同額なので、長めの旅行でも使いやすい料金設定です。

eSIM-san(イーシムサン)|韓国は回線まで選べる、着信に特化した会社

 基本情報
特徴お値打ちな電話番号プランなら
韓国は回線選べてオススメ!
・アジア豊富
運営会社eSIM-san
サポート日本人スタッフ
・公式LINE
・フォーム
テザリング可能
申し込み公式サイト
関連記事eSIM-san(イーシムサン)の口コミ評判

運営はeSIM-san。日本語で買えるeSIMストアで、番号付きの商品は8カ国に用意されています。

この会社の性格は、「選択肢の細かさ」。とくに韓国は、電話番号付きプランで接続する回線を自分で選べます

プラン日数価格
SKT 無制限(電話番号付き)3日/4日/5日¥2,160/¥2,450/¥2,900
SKT-T 無制限(番号・T-money付き)3日/4日/5日¥2,240/¥2,530/¥2,980
LG 無制限(電話番号付き)4G/LTE3日/4日/5日¥2,160/¥2,450/¥2,900
LG 無制限(電話番号付き)5G3日/4日/5日¥2,560/¥2,910/¥3,360

注目は2行目。T-money(韓国の交通カード)付きのプランがあります。プラス80円ほどで交通カードが付いてくるので、地下鉄やバスに乗る予定なら、これ1つで通信・電話番号・交通費が揃います。

韓国以外にもベトナム、タイ、グアム、サイパンなど多くの国に対応しています。

ここが最大のポイントです。公式の仕様欄には、こう書かれています。

電話を受けることはできますが、自分からかけることはできません(発信には現地での別途チャージが必要とされています)。

韓国で交通カードもまとめたい人、着信とSMS受信だけで足りる人、サイパン・モンゴルなど他社にない渡航先で番号が欲しい人にオススメです、

eSIM square|通話の「種類」まで商品名に書いてある会社

運営はテレコムスクエア。海外用WiFiレンタルを長く手がけてきた会社で、成田空港などにカウンターを構えています。eSIMは世界200カ国以上に対応、レビューは4.18(981件)。

この会社の性格は、「商品名を見ただけで、何ができるか分かる」。7社を調べていて、いちばんわかりやすかったです。

商品名の書き方意味渡航先と価格
通話付き発信・着信ができる韓国 無制限(SK Telecom)2日¥1,180/5日¥2,930/30日¥8,780
通話付き発信・着信ができるヨーロッパ周遊(Orange)12GB31日¥3,980/100GB¥11,980
通話30分付き通話は30分までヨーロッパ 6GB 15日¥2,024/10GB 15日¥3,240
国内通話付き現地国内への通話のみグアム 無制限(Docomo Pacific)3日¥2,750/15日¥9,880
着信通話付き受けるだけ・発信は不可タイ 15GB 7日¥2,490/50GB 10日¥3,180(True)
通話付き(受信専用)受けるだけ・発信は不可ベトナム 無制限(Vinaphone)7日¥1,980/30日¥4,980

ここまで書き分けている会社は他にありません。「通話付き」と「着信通話付き」を別の名前にしている——つまり、買う前に商品名だけで見分けがつきます。

商品ページの仕様欄も明快で、回線名(SK Telecomなど)まで明記されています。韓国はSKT・KT・LG U+の3社体制で、SKTは国内シェア約4割。都心部の安定感はトップクラスです。どの回線を掴むかで体感速度は変わるので、キャリア名が書いてあるかは意外と大事なポイントになります。

  • 注意点:「着信通話付き」「通話付き(受信専用)」は発信できません。グアムの「国内通話付き」は日本への国際電話が対象外。韓国の通話付きはリチャージ不可
  • こんな人に向いている:韓国旅行(2日¥1,180から)、ヨーロッパで通話時間を決めて使いたい人、商品名で確実に判断したい人

〔体験差し込み〕韓国で現地番号を使った場面があれば1エピソード

Saily|アメリカの番号を月1ドルで足せる会社

運営はNordVPNなどを手がけるNord Security系のSaily。もともとデータ専用eSIMのサービスでしたが、2026年6月から電話番号機能が加わりました

この会社の性格は、「必要なときだけ番号を足せる身軽さ」

  • アプリ内でアメリカの電話番号(+1)を月US$0.99から取得できる
  • 通話・SMSプランはUS$0.99から。分数とSMS通数がセットになった買い切り型で、足りなくなったらアプリからチャージ
  • データプランとは別立てなので、番号が要る旅だけ足せる

公式ブログでは、アメリカの2段階認証(2FA)から締め出されないこと、VenmoやTicketmasterなどアメリカの番号がないと使えないアプリにアクセスできることが利点として挙げられています。

  • 注意点:アメリカの番号のみ。利用にはアプリでの本人確認が必要で、eSIMを主回線に設定する必要があります
  • こんな人に向いている:アメリカ滞在で現地アプリを使いたい人、番号を短期間だけ持ちたい人

Airalo|通話分数とSMS通数まで選べる、3日から買える会社

運営はAiralo。200以上の国と地域をカバーする世界最大級のeSIMストアで、利用者は3,000万人以上。アプリは53言語対応、24時間年中無休のサポートがあります。

この会社の性格は、「通話付きを、旅行の長さに合わせて細かく選べる」。国ページに「データ」と「データ / 通話 / テキスト」のタブがあり、後者を選ぶと通話付きプランが並びます。アメリカの場合はこうです(回線はT-Mobile)。

日数データ通話SMS価格
3日1GB10分10通¥1,000
3日3GB30分30通¥1,800
7日5GB50分50通¥2,800
15日10GB100分100通¥4,750
30日20GB200分200通¥7,650
30日50GB500分500通¥9,600

通話分数もSMS通数も数字で書いてあるうえに、3日間1,000円から選べます。他社のアメリカ向け通話プランが45日以上の長期設定なのに対し、Airaloは数日の旅行でも通話付きが買えます

通話付きが選べるのはアメリカだけではありません。イギリス・カナダ・オランダ・メキシコ・オーストリア・ベルギー・チェコでも確認できました。イギリスは3日1GB/10分/10SMSが¥850と、アメリカよりさらに手ごろです。

  • 注意点:通話タブがない国も多くあります(韓国・台湾・タイ・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・オーストラリアなどでは確認できませんでした)。日本語サポートはAI翻訳ベース
  • こんな人に向いている:3〜7日の短期旅行で電話も使いたい人、必要な分だけ買いたい人

ハナセル(HanaCell)|19年の実績、月額制でアメリカの番号を持てる会社

最後は、これまでの6社とまったく違う売り方をしている会社です。

ハナセルは2007年から19年、在米邦人向けにアメリカ携帯を提供してきた会社。留学・駐在・移住といった長期滞在の定番として、口コミを中心に使われてきました。

信頼性の材料も揃っています。英国国王賞とソーシャルプロダクツアワードを受賞、『Newsweek日本版』『地球の歩き方(WEB)』『海外赴任ガイド』『週刊NY生活』などのメディアにも継続的に掲載されています。

電話番号付き商品の売り方

ここが他の6社と決定的に違います。買い切りではなく、月額制です。

月額データ米国内通話テキスト(SMS)
$9.99従量課金($0.27/MB・500MBまで)従量課金($0.27/分)使い放題
$293GB従量課金($0.27/分)使い放題
$49(おすすめ)3GB使い放題使い放題
$597GB使い放題使い放題
$79使い放題使い放題使い放題

注目は「使い放題」の文字です。他社が「100分」「500分」と分数で区切っているのに対し、$49以上のプランは米国内通話が時間制限なし。テキストは米国外への送信も含めて使い放題です。

「何分まで使えるか」を気にしなくていいのは、長く滞在する人にとって大きな安心材料になります。

初期費用も抑えられていて、eSIM代は$19→$9(約1,440円)。契約事務手数料・解約手数料・州税はいずれもなし。1か月以上使えば月額基本料が日割りになり、解約はいつでも無料です。QRコードで即日開通、開始日の事前予約もできます。

公式サイトでは用途別の目安も示されています。学校のWi-Fiが使える留学生は$29、地図や検索でデータを使う旅行者には7GBの$59が人気、ネットを引かずスマホ中心で暮らす在住者には$79。

  • 注意点アメリカのみ。月額制なので、数日の旅行だけなら買い切り型(AiraloやSaily)のほうが割安になることもあります。ただし解約無料・日割りありなので、1か月前後の滞在からは選択肢に入ります
  • こんな人に向いている1か月以上のアメリカ滞在、留学・駐在・出張、通話を時間を気にせず使いたい人、日本語サポートを重視する人

失敗しない選び方

① 着信のみか、発信もできるか

最優先の確認事項です。「音声通話 + SMS利用可能」「電話&SMS 対応」なら自分からかけられます。「着信」「受信専用」しか書いていなければ受けるだけ、「音声通話不可」ならSMSのみ。

商品名やカテゴリ名ではなく、プラン選択欄の説明文を読んでください。今回調べたなかで、仕様が書かれていたのはほぼこの場所でした。

SMSを使う予定があるなら、送受信に対応しているかまで確認を。「SMSに対応」ではなく「SMSの送受信に対応」と書かれているかを見ると安全です。

② 番号の発行タイミング

番号が出るのは「購入後すぐ」か「現地のネットワークに接続してから」の2種類。出発前にホテルやツアーの予約フォームへ番号を書きたいなら、この違いが効いてきます。

なおJAPAN & GLOBAL eSIMには「購入後90日以内にQRを読み込み、インストール後30日以内に利用開始」という期限がありました。早く買いすぎても期限がある点は覚えておきましょう。

③ 通話可能時間(分数)が決まっているか

旅行中の通話は1回数分で終わるので、100分あれば十分です。確認したいのは上限を超えたあとの扱いと、国際電話(日本への発信)が含まれるか

ここは会社によってはっきり分かれます。World eSIMは音声オプションに国際通話が最初から含まれています(7分/3分・15分/5分など、国内と国際が別枠で表示)。一方、eSIM squareのグアムは「国内通話付き」=現地国内のみで、日本への発信は対象外です。日本の家族に電話したい場合、ここが分かれ目になります

④ 日数とデータ容量が旅程に合うか

アメリカは最短45日、ヨーロッパは15日、韓国は2日から。同じ「電話番号付きeSIM」でも、想定している旅の長さがまったく違います。まず日程を決めてから、合う日数設定のあるサービスを探しましょう。

購入前チェックリスト □ 発信できるか、着信のみか □ SMSは送受信できるか □ 番号はいつ発行されるか □ 通話は何分まで/国際電話は含まれるか □ 日数とデータ容量は旅程に合うか □ 渡航先(乗り継ぎ国も)が対応国に入っているか □ 端末がeSIM対応か、SIMロックは解除済みか

電話番号付きeSIM利用時の注意点

帰国後に番号は失効する

旅行用eSIMの現地番号は、利用期間が終わると使えなくなります。5日プランなら5日で終わり、番号は手元に残りません。現地サービスに登録した番号へ帰国後に連絡が来ても、受け取れないということです。

対策はシンプル。帰国後も連絡が必要になりそうな登録には、日本の番号かメールアドレスを使う。現地番号は「その旅の間だけの連絡先」と割り切りましょう。

LINEやクレジットカードの認証番号は変えない

これがいちばん大事です。LINE、クレジットカードの3Dセキュア、銀行アプリ、各種SNS——これらに登録した電話番号を、旅行用の現地番号に変更してはいけません。旅行が終われば現地番号は失効するため、認証コードが送られても受け取れず、LINEに入れなくなる、カード決済の認証が通らない、という事態になり得ます。

日本の番号は、日本の番号のまま残す。 現地番号は「現地サービス専用の追加回線」として使う。

いまのスマホはデュアルSIM(2回線を同時に有効にできる仕組み)対応がほとんどです。日本のSIMは音声通話・SMSだけ有効にしてデータ通信はオフ、eSIM側でデータと現地番号を使う。この設定なら、日本宛のSMS認証も受け取れて、高額なデータローミング料金も発生しません。

出発前に、端末と「無制限」表記の確認を

eSIMが使えるのは、SIMフリーまたはSIMロック解除済みの対応端末だけです(iPhone XS / XR以降、Google Pixel 4 / 4a以降、Galaxy S23シリーズ以降など)。出発直前に気づくと間に合いません。

また「無制限」と書かれていても、1日あたりの上限や速度制御が設定されていることがあります。クチコミと公式FAQの両方で確認するのが安全です。

よくある質問

Q. eSIMに電話番号はつく

A. プランによります。多くの旅行用eSIMはデータ通信専用で、電話番号は付きません。「電話番号付き」と明記された商品にだけ現地の番号が発行されます。データ専用でもLINEなどのアプリ通話は使えます。

Q. 電話番号付きeSIMで電話はできる

A. 商品によって異なります。発信・着信の両方ができるもの、着信のみのもの、音声通話ができずSMSのみのものがあります。購入画面のプラン説明で「音声通話 + SMS利用可能」といった表記を必ず確認してください。

Q. メリットは

A. ①ホテル・レストラン・現地店舗に直接電話できる、②現地サービスのSMS認証を通せる、③相手から折り返してもらえる連絡先を持てる。特に③は、トラブル対応や出張で効いてきます。

Q. 海外でSMS認証は受け取れる

A. 受け取れますが、「どの番号宛の認証か」で対応が変わります

日本のサービス(LINE・銀行・カード等)の認証は日本の番号宛に届くので、日本のSIMを有効にしたまま(音声・SMSのみ有効、データ通信オフ)にしておく必要があります。

現地サービスの認証は現地番号宛なので、SMS対応の電話番号付きeSIMが必要です。

Q. 電話番号の確認方法は

A. 購入後に届くメールや、各社アプリのマイページに記載されています。iPhoneなら「設定 → 一般 → 情報」、Androidなら「設定 → デバイス情報」でも確認できます。

Q. 数日のアメリカ旅行やハワイ旅行では、どうすればいい

A. 正直にお伝えすると、アメリカ向けの通話付きプランは最短45日からで短期旅行には合いません。

3〜5日ならデータ専用eSIM+アプリ通話でしのぐか、日本の番号をデュアルSIMで残す形が現実的です。

Q. データ専用を選んで後悔しないためには

A. 出発前に3つ確認を。

①現地から電話をかける可能性があるか、②現地アプリやサービスに新規登録する予定があるか、③予約の変更やキャンセルが起きそうか。

ひとつでも「ある」なら検討の価値あり。すべて「ない」なら、データ専用で問題ありません。

まとめ|「電話番号付き」の表記だけで選ばない

「電話番号付き」と書いてあっても、中身は3種類あります。現地から電話をかけるなら「音声通話◯分 + SMS利用可能」と明記されたプランを。折り返しを受けられればいいなら着信対応で十分。SMS認証だけ通したいなら、通話不可のプランで費用を抑えられます。

そして、LINEやクレジットカードの認証番号は日本の番号のまま変えないこと。現地番号は旅の間だけの連絡先です。デュアルSIMで日本の番号を残しておけば、認証も安心、データ通信も快適という両立ができます。

あのロンドンの日、筆者に足りなかったのは知識でも準備の時間でもなく、「電話をかける」というたった一つの手段でした。集合場所に立てなかった悔しさは、いまもよく覚えています。

次の旅では、購入画面の「プラン選択欄」まで、ぜひ一度スクロールしてみてください。そこに、あなたの旅に必要な答えが書いてあります。

この記事を書いた人

海外eSIM実測テスト監修。世界10都市でHolafly、trifaを含む12社以上を検証し、価格やサポート体制まで含めた、初心者にとって信頼できる海外通信情報を発信しています。

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